意外と多い、飛び込みの工事業者

ご存じでしょうか？

数年前から全国各地で、屋根業者を名乗る訪問者が突然、屋根の修理を持ちかけてくるケースが増えていることを。

日常では気にかけない屋根の劣化を指摘して不安を煽り、高額な工事を迫ってくる悪徳業者が、皆様の家に訪問して来るかも知れないのです。

当然ながら、訪問してきた全ての業者がそうであるとは限りません。しかし、皆様の大切な財産である家を守るため、是非この記事を通して事前知識・対応を知っていただき、被害に合うケースが一件でも抑えられればと願っております。

①屋根に登らせない

始めに、最もポピュラーなアプローチとして、

「近隣の屋根修理をしていた業者の者ですが、お宅の屋根の状態が少し気になったので、確認のため一度登らせてほしい」

と訪問してくるケースがあります。

見ず知らずの人を家の中へ招き入れる事に抵抗を感じる人は多いと思いますが、家の外である屋根だったらどうでしょうか？屋根を見るだけなら…と、警戒心を緩めて了承してしまう方もいるかもしれません。

ですが、ここで不用意に屋根に登らせてしまうと、最悪の場合わざと屋根を破壊して写真を撮り、「他の箇所も同様に傷んでいる可能性があるので、早急に対応しないと危険だ」と契約を迫ってくることがあります。

そんな危険を避けるため、”初対面の人を屋根に登らせない”。これを第一に考えましょう。一緒に屋根に登って監視でもしない限り、点検が適切なのか判別するのは至難の業です。であれば、まずは身元がはっきりしていない他人は屋根に登らせず、悪徳業者に付け入る隙を与えないことを心がけましょう。

万が一しつこく迫ってくる場合は、「知り合いの屋根屋さんに相談したいから今日は帰ってください」と伝えましょう。ここで明確に”帰ってほしい”と相手に伝えることが重要で、それに応じない場合は不退去罪として警察に通報することが出来ます。

②相手との隔たりを作る

対応する際は必ずインターホンやドア越しに応答し、ドアを開けて対面する際は必ずチェーンロック等をかけた状態で応答しましょう。

悪質なセールスマンの場合、契約を取り付けるまで玄関に居座り続ける人もいます。そういった相手と長時間対面で会話をするのは非常に危険です。

強引な契約を迫られた場合でも、家の中へ避難できる状態を確保しておけば、その場から離れて通報したり助けを呼ぶことが出来ます。身の安全を守るためにも、これらのことは必ず心がけておいてください。

③居留守がとても有効

一般的なセールスと同様に、そもそも対話の機会を与えなければ、勧誘や誘導の危険を冒さず、被害の可能性を限りなく低くすることが出来ます。

録画機能が付いたインターホンがあれば、訪問者の様子を記録として残せるのでお勧めです。

正式に訪問してきた人であれば、仮に不在の場合でもこちらへ連絡する手段を持っていることがほとんどであるため、身に覚えのない急な訪問者が来た場合は諦めて帰るのを待ちましょう。

不安があれば知り合いの屋根業者や塚本ルーフにご連絡ください！

有効な対処法として３つほどピックアップしましたが、いかがでしょうか。②と③に関しては屋根業者に限らずセールス全般への対処方として有効なので、既に実践している方は多いかもしれません。

そのうえで、屋根業者を代表して皆様に伝えたいのは、”屋根屋は皆様の味方である”ということです。事情を報告いただければ、おおよそ全ての屋根業者が全力で点検・調査を行いますし、サポートをさせていただきます。いざという時の駆け込み寺としても、まずはお気軽に近くの屋根業者にコンタクトをとってみてください。必ずお客様に寄り添い、真摯に対応してもらえると思います。